ひっそりと生きる東京の水草、ミニミニ生態展

ひっそりと生きる東京の水草、ミニミニ生態展

9/5開催予定だった「昼下がり長池水辺植物観察会」の中止となってしまったため、こちらの展示会を開催することになりました。自然館中庭テラスにて、長池の水草だけでなく、多摩地域から集めた水草を展示解説した「長池と多摩の水草ミニミニ展示会」です。

2019年秋から2020年にかけて実施した長池かいぼり後、池底の土からジュンサイやヒルムシロ、ミズユキノシタなど、多くの水湿生植物が復活しました。また、今年になって、長池の浅瀬ではアギナシが開花し、希少な湿生植物ホシナシゴウソが発生するなど、かいぼりの新たな成果も確認されています。
こうした成果を記念し、この度、長池公園自然館では『ひっそりと生きる東京の水草、ミニミニ生態展』を開催し、長池公園をはじめ、多摩を中心に都内で見られる主要な水草を集めた生態展を開催いたします。長池かいぼりで発生した水草(約8種類)、さらに、域外保護のために栽培を行っている東京都内で見られる主要な水草(約20種類)を半屋外の自然館テラスで紹介しておりますので、是非とも多くの皆さまにご来館いただき、水辺の生態系と景観形成に重要な役割を果たす水草たちの多様な姿をご覧いただければ幸いです。